1984年に”Fire Breaks the Dawn”を残したスウェーデンのProudの36年ぶりとなる2nd。オリジナルメンバーはAnders Magnell (Vo)とRobert Horvath (Ba)のみ。1stのスリリングなツインリードで疾走するメタルではなく、透明感のあるクリアな音像によるメロディック・ハードに変化。言われなければ「あのProud」とは感じられない。ただし、デビュー当時「虫歯になりそうなぐらい甘い」と評されたという、甘くキャッチーなサビメロからクラシカルなソロへの流れは健在。言い方は悪いが80’sリヴァイヴァルを養殖ものとするなら、こちらは天然もの。そう言いたくなるほど、あの時代を通過したリアルタイマーならではの説得力がある。