ノルウェー人マルチミュージシャン Erik Wintherのプロジェクトの1st。もともとはシンセウェーヴ・エレクトロのプロジェクトとしてスタートし、ヴォーカルを入れる必要があると判断した結果、ハードロックにシフト。LAメタル的なエッジィでどこかいかがわしい雰囲気を持つキャッチーな作風だが、前面に打ち出されたエレクトロサウンドにかつての名残が感じられる。あの時代の一線級のバンドではなく、彼らを目標にメインストリームを目指したバンドが持っていたB級テイストを上手く再現できている。サブカル側からハードロックに接近した非常に珍しいケース。