Don Dokkenを除くDokkenの全盛期メンバーによって結成されたスーパーバンドの2nd。本作ではドラマーがMick Brownの実弟Steve Brownに交代。前作はラインナップを目にした瞬間がピークで、作品自体は期待値には至らなかったが、本作は「Don Dokkenがいない再結成以降のDokken」にかなり近づいている。どの曲も聴きはじめこそ不穏だが、サビに向かうにつれて印象的なメロディが登場し、構築されたギターソロも聴かれる。全盛期に肉薄とまではいかなくとも、ラインナップへ期待するサウンドに仕上がっている。