Gary Hughes – Waterside

14年ぶりとなるソロ。参加ミュージシャンにはTENのメンバーを多く起用したほか、息子のScott Hughesと1曲デュエットを披露している。曲自体はTENのソフト・メロウサイドに通ずるが、音の空間を残してヴォーカルを生かす音作りで差別化を図っている。聴きはじめは本家との差異の少なさに疑問を抱いたのは事実。しかし、この声でしか生み出せないフックを持つ”Video Show”や、昭和刑事ドラマのエンディングテーマのような”When Love is Done”など、聴き込むにつれやはり唯一無二だと気づかされる。最終的には「ゲイリー様は神!」という評価に落ちつく。